バド奥原、山口茜の世界ランキング１位に「すごいことだと思う」アジア選手権へ出発

　バドミントンの１７年世界選手権女子シングルス金メダルの奥原希望（２３）＝日本ユニシス＝が２２日、アジア選手権（２４日開幕、中国・武漢）へ出発する成田空港で取材に応じた。

　昨秋に痛めた右膝故障からの完全復活を目指す世界女王は、今大会を「結果よりも課題を持って、自分の納得いくプレーができれば次につながると思う」と位置づけた。ストローク重視のプレースタイル。スピード面は順調に戻っている手応えがあるが、緩急をつけた試合運びが課題。「しっかり勝負し、感覚を戻してより良いパフォーマンスを出せるようにしたい」とうなずいた。

　今月１９日に発表された世界バドミントン連盟（ＢＷＦ）の最新世界ランキングで、女子の山口茜（２０）＝再春館製薬所＝が男女通じシングルス日本勢初の１位となった。「すごいことだと思う。コンスタントに１年間戦い続けて良い結果を出さないと、成しえないこと」。奥原は現在世界ランク６位。１６年には３位まで上りつめた実績もある。リオ五輪の銅に続く表彰台を狙う２０年東京五輪に向け「どの選手も少しずつ集中力とパフォーマンスも上げてくると思う。これからは簡単ではない試合ばかりになる」と気を引き締めた。