水谷隼“勝ちメシ”カレーの新味試作品とともに中国も食う!

スポーツ報知
世界選手権に向けて出発した(左から)張本、大島、水谷、丹羽、松平(カメラ・林 直史)

 卓球の世界選手権団体戦(29日~、スウェーデン・ハルムスタード)に出場する男子日本代表が24日、成田空港を出発した。エースの水谷隼(28)=木下グループ=は、自身が監修して大人気となった「水谷隼カレー」と新味の試作品を持参。16年リオ五輪シングルス銅メダル獲得劇を支えた“勝利のカレー”をチームメートにも配り、金メダル獲得を誓った。

 男子49年ぶりの金メダルへ、水谷は必勝食を持って行く。「中国を倒して優勝することが目標」と宣言。そのために「水谷隼カレーと新しい味のブラックを持って来ました。リオ五輪では(カレーを食べた試合は)一度も負けなかったので、それにあやかって今回も勝ちたい」とゲン担ぎを明かした。

 レトルトの「水谷隼カレー」(税別500円)は、スポンサー契約を結ぶ食品会社「フリーデン」から15年4月に発売された。カレー好きの水谷が監修し、化学調味料を使わず、大きめカットの豚肉(やまと豚)や野菜が特徴。キャッチフレーズの「お口にひろがるスマッシュ級のおいしさ」も印象的で、累計14万個を売り上げた人気商品だ。

 自身はリオ五輪で食べて臨んだ試合は全勝だったという。今回は第2弾の「水谷隼ブラックカレー(仮称)」も携えてきた。発売日は未定だが、よりスパイシーで「何度も食べて意見を言った。黒色で、かなり濃厚。大人の味になっている」。五輪では試合時間が早かったために食べられなかった準決勝で馬龍(中国)に敗れており、今回は「1日1個食べられるように」と計10個を持参してきた。

 代表チームにも、国内合宿中に同社から計240食が差し入れられており、大島祐哉(24)=木下グループ=は「僕も持って来てますよ」とニヤリ。丹羽孝希(23)=スヴェンソン=も「新しい味が出たので楽しみ」。14歳の張本の台頭で選手層も厚みを増し、前回決勝で敗れた中国への雪辱の準備は整っている。(林 直史)

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