報奨金の振り込み先、再春館製薬所・今井元監督の口座だった

スポーツ報知
今井彰宏・元監督

 日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事(65)が25日、都内で取材に応じ、再春館製薬所から出された今井彰宏元監督の金銭的不正に関する告発状を受理したことを明かした。

 今後は顧問弁護士とともに内容を確認した上で、今井氏の処分について倫理委員会で話し合うかを決める。(刑事事件に発展するような)シリアスな案件である可能性も、ゼロではない。事実確認にも時間がかかる」と慎重を期す構え。次回の定例理事会は5月26日の予定だが「(事実確認は)多少過ぎるかもしれない」と見通しを語った。

 不正をめぐっては、日本協会の下部団体である熊本県協会も、この日までに今井氏に除名処分を科したことが判明した。今井氏の不正は、選手が海外遠征で獲得した報奨金の一部を流用したとされるもの。報奨金の振り込み先口座が再春館製薬所の法人口座ではなく、今井氏自身の口座だったことが問題発生の一因となった。日本協会から一度報奨金を受け取り、各所属に配分する役割を担う熊本県協会関係者は「(問題発生以降は)個人口座ではなく、会社(の口座)へ直接振り込むように変えている」と再発防止策を明かした。

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