張本→水谷→大島、ストレート勝ちで1次リーグ締め

スポーツ報知

◆卓球・世界選手権団体戦 ▽男子1次リーグC組 日本3―0シンガポール(2日、スウェーデン・ハルムスタード)

 【2日=林直史】日本は2位通過を決めている男子が水谷隼(28)、大島祐哉(24)=ともに木下グループ=、張本智和(14)=エリートアカデミー=で臨み、シンガポールに3―0で勝利。4勝1敗で1次リーグ(L)を終えた。

 大島は今大会初出場で初勝利を挙げた。1日に1位通過を決めている女子は石川佳純(25)=全農=、平野美宇(18)=日本生命=、伊藤美誠(17)=スターツ=が出場して米国を3―0で破り、3日にウクライナと準々決勝を戦う。

 今大会初出場の大島が、1次Lを締めくくる白星を挙げた。2―0で迎えた3人目。甘く入ったボールを次々と豪快なフォアハンドでたたき込み、全て5失点以下の圧勝。昨年11月に結婚し、夏には第1子が生まれる予定の24歳は「自分らしいプレーもできたし、この舞台で試合をできたことがうれしい」と笑顔。倉嶋洋介監督も「彼の強さが際立った試合」とたたえた。

 ここまで出番はなかったが、ムードメーカーとして支えてきた。イングランド戦の敗戦後、指揮官に「もっとチームを盛り上げろ。おまえはまだそれしか仕事をやってない。そこを頑張らないと」と促され「チームに少しでも貢献しようと考えて行動した」。選手に個別に声をかけて笑わせ、ベンチでは人一倍声を張り上げた。そうした姿を知るダブルスのパートナーの水谷も「僕自身もすごくうれしい」と喜んだ。決勝トーナメントに向け、元気印がプレーでも景気付けた。

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