関学大、日大に正式謝罪要求

スポーツ報知

 アメリカンフットボールの関学大は12日、兵庫・西宮市内で鳥内秀晃監督(59)らが会見し、日大との定期戦(6日)で関学QB選手が日大DL選手からの反則行為(プレー外でのタックル)を受けて負傷退場したことに関し、日大のチーム見解と正式な謝罪などを求めた。対応次第では定期戦廃止の方針も示した。

 関学大によるとQBは膝軟骨損傷、腰の打撲で全治3週間。左足のしびれも発症しており今後、精密検査を受ける予定。鳥内監督は「スポーツの範ちゅうを超えている。あってはならないこと」と憤った。

 日大は10日にアメフト部の公式ホームページで謝罪文を掲載したが、関学大は直接謝罪がないことに不信感を募らせて同日、日大の部長、監督宛てに抗議文書を送付。11日にスタッフが日大コーチから「DLを連れて謝罪に行きたい」と電話を受けたが「日大アメフト部の正式な回答を待ちたい」と保留。QBの父親は警察署に相談したことを明かし「日大が指導方針を改めない場合、告訴も検討せざるを得ない」とした。

 ◆監督指揮自粛

 日大は12日、川崎市内で関大と対戦したが、厳重注意とされた内田正人監督の姿はなかった。関東学連によると、内田監督から当面、指揮を自粛するとの連絡があったという。関東学連は今後、規律委員会を設置し、詳細な調査を行った上で最終的な対応を決める方針。関大戦を指揮した森琢ヘッドコーチは「適切な場所、適切な形で対応させていただきたい」と話すにとどまった。

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