日大アメフト悪質タックル、負傷選手は腰椎棘間靱帯損傷 後遺症可能性「極めて低い」

スポーツ報知

 関学大は15日、6日のアメリカンフットボール定期戦で日大選手から悪質な反則行為を受けたクオーターバック(QB)が「第2・第3腰椎棘間靱帯(きょくかんじんたい)損傷」と診断されたと発表した。

 QBの選手はパスを投げた後、無防備な状態で日大選手のタックルを背後から受けた。関学大アメフト部は12日の会見で膝軟骨損傷、腰の打撲で全治3週間と明かしていた。試合から数日後、左足に軽いしびれが出たため、14日に兵庫・西宮市内の病院で改めてMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けていた。

 医師によると神経に損傷は見当たらず、痛みの低下に応じて徐々に練習参加できるという。同部は「後遺症の可能性は極めて低いと認識しています。本人も膝の痛みや左足のしびれは改善されてきているとのことです。現在運動はしていませんが、日常生活には問題ありません」と説明した。

 同部は10日に日大アメフト部の監督、部長宛てに抗議文を送付し、反則行為に対する見解を求めるなどしていた。16日を回答期限に設定していたが、日大コーチが西宮市内の関学大に15日夜、回答文書を持参した。関学大関係者は受け取ったことを認めたが、「(回答内容や対応など)詳細は17日に会見し、お話しします」とした。

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