関学大、日大との関係は「徹底的に信頼関係が崩壊している」
スポーツ報知
6日の定期戦での日大アメリカンフットボール部選手による悪質なタックルで、QB選手が負傷した関学大は17日、兵庫・西宮市内の同大学で鳥内秀晃監督(59)と小野宏ディレクター(57)が会見した。日大・内田正人監督(62)ら責任者が被害選手へ、いまだ謝罪していないことなどに不満をあらわにした。抗議文に対する日大の回答書については「誠意ある回答とは判断しかねる」と指摘し、徹底した真相究明を求めた。
―事態収束に何が必要か。
鳥内監督「日大の中でも要職につかれている内田監督が、会見してわびるべき」
―内田監督が公の場に現れない。
鳥内監督「すぐ謝罪すべきだった。後手後手に回り(騒動が)余計に大きくなった」
―真相究明に何が重要か。
小野D「日大アメフト部自身が、それを統括する関東学生連盟の規律委員会が、その上位団体の日本協会が、しっかり調査するのが筋」
―アメフトがこんな形で社会問題になってしまった。
鳥内監督「非常に残念。(当該プレーを)見れば見るほど危険。約40年指導して、ああいうプレーは初めて」
―納得いく答えとは何か。
小野D「誠意ある回答。決して我々が想定する結論を押しつけるのではなく、真摯(しんし)な調査で、日大自身が真相を究明してほしい」
―現在、日大との関係は。
小野D「徹底的に信頼関係が崩壊している」
―あの映像でアメフトが危険だと思われるが。
小野D「どんな競技でも後ろから無防備の選手を傷つけることは(悪意があれば)できる。それがたまたまアメフトで起きた。区別して考えてほしい事案」