日大・宮川選手「卑劣な行為で相手の選手にけがをさせてしまった」

スポーツ報知
会見する日大アメフト部の宮川泰介部員(カメラ・池内 雅彦)

 アメリカンフットボールの定期戦(6日・東京)での日大選手による悪質タックルで関西学院大QB選手が負傷した問題で、当該選手である日大の宮川泰介選手が22日、都内の日本記者クラブで会見を行った。

 宮川選手は、会見の冒頭で「まず最初に本件によりケガをさせてしまった関西学院大のQB選手、ご家族、関西学院大学アメリカンフットボール部とその関係者の方に大きなご迷惑をかけたことを深くお詫びします。本当に申し訳ございませんでした」と10数秒間、深々と頭を下げた。

 宮川選手は陳述書に従って経緯を説明。5月3日の実戦形式の練習でプレーが悪かったということで練習から外され、監督やコーチから「やる気が足りない、闘志が足りない」と指摘されていたという。4日の練習前には内田監督から日本代表を辞退するように迫られ、監督やコーチから定期戦に出場させる条件として、反則行為の指示があったことを明かした。当時の心境を「追いつめられて悩みましたが、これから後がないと思った」と語った。

 宮川選手は陳述書を読み上げた後に「例え監督やコーチに指示されて、自分でやらないという判断ができず、その結果、卑劣な行為で相手の選手にけがをさせてしまった。真実を明らかにすることが償いの第一歩だと思い、陳述書を書きました」と語り、もう一度、「本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

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