バレー日本、オランダにストレート負け

スポーツ報知

◇バレーボール女子 ネーションズリーグ 豊田大会 日本0―3オランダ ◇最終日(24日、豊田市総合体育館)

 世界ランク6位の日本は、同8位でリオ五輪4位のオランダにストレート負けを喫した。日本の伝統でもある粘り強いバレーは最後まで発揮されなかった。身長180センチ~190センチ台のオランダ選手が繰り出す打点の高いスパイクを拾いきることができずに得点を奪われ続け、中田久美監督(52)は「ふがいない試合をしてしまい、申し訳なく思っています」と言葉に詰まり、涙を流した。

 涙の理由は自身の問題とした上で「もっとギリギリのところで(粘ることが)できることがあると思う。しっかりと選手たちと向き合いたい。ただ、諦めるわけにはいかない。この負けを無駄にしないように全員で戦っていきたい」と力を込めた。

 苦しむ中でチーム最多タイの10得点と躍動した次期エース候補の黒後愛(19)=東レ=は「(自分の出来もまだ)ダメだった」と厳しい評価。オランダとは9~10月の世界選手権(日本)でも対決することが決まっており「この敗戦を勝ちに持っていけるようにしたい」と語った。

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