若狭弁護士、日大アメフト部加害者選手の言葉が信用できなければ「有罪になっている事件の大半は無罪」

スポーツ報知
会見に臨んだ井上奨コーチ(奥)と内田正人前監督

 元検事で若狭勝弁護士(61)が25日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)に生出演し、日大アメフト部の悪質タックル問題について見解を示した。

 番組では加害者選手と内田正人前監督、井上奨コーチの言い分が食い違っていることの注目。これに若狭氏は「宮川選手の言っていることが信用できるかどうかなんですが。これまで裁判で有罪になっている事件いっぱいありますよね。仮に宮川選手の言っていることが信用できないとなれば、今まで有罪になっている事件の大半は無罪です」と指摘した。

 その上で「そのぐらいのインパクトがある。供述が信用できるかどうかっていうのは、本人のプライドとか自己保身とか名誉だとか、あるいは経済的な損得とか、そういうのに関わっている時はウソを言う可能性がある。宮川選手はあの会見で自分が得るものってないんです。アメフトはやめるって言っているし。そうすると絶対的に信用性がある」と明かし「それに対し監督とかコーチは保身だとか大学のメンツだとか、いっぱいあるわけですよ。だから、そういう意味において宮川選手の方が信用できないんであれば、今までの裁判、本当に根底から崩すぐらいのインパクトがある」と断じていた。

 小倉智昭キャスター(70)も選手の会見に「誠実さが伝わってきましたからね。だって20歳の青年がこのような不利益のある記者会見に出てしかも名前も顔もさらして、あそこまで謝罪をするわけでしょ。ウソなんか付けないでしょ」と示していた。

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