日大・大塚学長、宮川選手の会見に「いろんな意味では申し訳ないなと思った」

スポーツ報知
アメフト部の問題で会見する大塚吉兵衛日本大学学長

 日大は25日、アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則を犯した問題について都内で会見を開き、大塚吉兵衛学長(74)が取材に応じた。

◇大塚学長に聞く

―学生に1人で会見させることになってしまった

「そういう局面になってしまい、(本人は)つらかっただろうし、サポートできなかった。いろんな意味では申し訳ないなと思った」

―学生が1人で会見すると報告を受けたとき、止めなかったのか

「そういう状態ではなかった。周りの判断もそうだったと思う」

―部へのガバナンスを発揮できなかった理由

「指摘を受けていたが、昨年までのプレーはフェアプレー賞をもらったりしていた。(内田前)監督は『弱いチームがここまで強くなった』と言っていた。(学長として)甲子園ボウルも応援に行って素晴らしいプレーで誇りだった。半年の間で何が起きたのか理解できないですし、監督が全面的に悪いようになってるが、本当のところがよく分からない」

―今は運動部が大学の広告塔になっている時代となっている

「成績を上げることが大学で持っている運動部である以上は求められる。学生のパフォーマンス上がるような指導体制、メンタルを指導させるように考えて、指導陣と学生の乖離がおきないように真剣に考えないといけない」

―コーチと選手は力関係もある。多くの現役選手は監督の指示があったと言っている

「難しい質問ですが、こういう指導が体育会系と片づけられない。今いる選手がどうしていきたいのか、どうなっていきたいのか考えないとその答えは出てこないと思う」

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