日大・大塚吉兵衛学長に聞く「とまどいがあります」一問一答

スポーツ報知
アメフト部の問題で会見する大塚吉兵衛日本大学学長

 アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則を犯した問題について都内で会見を開き、大塚吉兵衛学長(74)が取材に応じた。

◇大塚学長に聞く

―肝心なことは何も言っていないように感じるが

「本学は全国いろんなところに高校、大学の学部があるので、ご理解を頂く意味で、私が全部回ると1か月以上かかってしまうので、会見の開く必要があると思った。問題については介入できなくなってしまった。全くタッチできない」

―学長の耳に届いている日大学生の声は

「4年生については(就職活動の)面接とかに、『あの問題どう思うか?』とか、本人にとってぐさっとくる質問をされることがあるようです。学生個人については重々感じていて、面接に行っている。別の質問にして頂きたい気持ちもある。優しく学生たちの意見を聞いて欲しいと思う。改めてこれからお願いしないといけないと思う」

―具体的な数で苦情などが届いている?

「高校だと1桁台。学部は電話が鳴りっぱなし。出られる本数も少ない。(具体的な)本数は分からない。各学部の担当からも『どうしたらいいか?』と苦情が。OBからのおしかりもあり、とまどいがあります」

―コミュニケーションの受け取り方と、今回の問題の関係性

「本人の受け取り方。会社で例えばお互いに話し合って(物事を)進めたいときに、本当に同じ気持ちで進められているのかということ」

―被害者の父親から被害届出たときに、部と部のやりとりではないと思わなかったのか

「申し訳なかったが、グラウンド(で起きた今回)の件を社会問題として警察に処理してもらう考えが私にはなかったので、申し訳ない。今後は見守らなきゃいけないと思う」

―被害届出た瞬間に学長として対応しようと思わなかったか

「解決していないのに、学校としての対応は非常に苦しいと」

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