日大学長「新しいこと何も言ってないのでは?」と聞かれ「そういう受け取り方?」

スポーツ報知
アメフト部の問題で会見する大塚吉兵衛日本大学学長

 日大の大塚吉兵衛学長(74)が25日、東京・市ヶ谷の同大本部でアメリカンフットボール部の選手が悪質な反則を犯した問題で緊急会見した。

 23日の内田正人監督と井上奨コーチの会見で司会を務めた元共同通信論説委員で広報部の米倉久邦氏が何度も会見終了を促し、物議を醸した件を受け、この日の会見は記者からの質問が続く限り続行された。

 午後3時半から始まり、1時間半経過したところで司会の男性が「多くの質問がまだありますね」と多くの記者が挙手している様子を確認して会見続行。

 「危機管理はできていますか?」という質問に大塚学長は「残念ながらできていなかったと思います」とポツリ。「部署、部署で連携不足だったと思います」とし「今日、私が会見し、この後、これからどういうことが大学内でできるか話し合っていきたいと思います」と続けた。

 終盤、「学長は新しいことを何も言っていない。今日、この場を設けた目的は?」という厳しい質問も出たが、「そういう受け取り方?」と逆質問。「そう受け取られたら、大変、申し訳ないですけど、今後、学生にどう対応するか、本学は全国に多くまたがっていますので、私がこうした場を設けてお願いなどするということ、この会見となった。(危険タックルの)事案については調査中でお答えできないことが多いんです。ただ、就職活動中の学生についても本学ということでハンディキャップとならないようにしたい。電話も鳴りやまない状態でOBからもおしかりの声がある」と説明した。

 さらに2時間経過寸前で「まもなく2時間経過します。同じ質問も多いのですが、あと、お一人か二人でお願い致します。特にこちらから終了うんぬんは申しませんので」と司会の男性はあくまで低姿勢。会見が終了したのは、開始から2時間5分が経過した午後5時35分だった。

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