関学大被害QB父「被害届取り下げない」…宮川選手には寛大な処分求める嘆願書集める

スポーツ報知
嘆願書を見せる奥野氏

 日大アメリカンフットボール部選手による悪質な反則で負傷者を出した関学大が26日、兵庫県西宮市内で記者会見を開き、24日に日大から受け取った再回答書に対して「多くの矛盾が存在し、真実とは到底認識できない」と非難。51回続く定期戦の休止を発表し「最終的には捜査機関によって真相が究明されることを強く希望する」と求めた。負傷したQB(クオーターバック)の父で大阪市議の奥野康俊氏(52)も会見し「被害届を取り下げるわけにはいかない」とした上で、悪質なタックルをした宮川泰介選手(20)については寛大な処分を求める嘆願書を集めることを明らかにした。

 被害QBの父・奥野氏は「被害届を取り下げるわけにはいかない。捜査が止まってしまうので」と述べた。大阪府警に被害届を提出。受理され、移送先の警視庁が傷害容疑を視野に捜査を進めている。

 宮川選手には「社会的制裁を十分に受けているので、さらに刑事責任を負うべきではない」として寛大な処分を求める嘆願書を集める考え。内田前監督、井上元コーチには「厳正な処罰を求めたい」と憤った。告訴について「日大の対応いかん」と指導陣一新を求めた。

 また、18日に宮川選手らの謝罪を受けた際「両選手の家族6人で会った。向こうのお母さんは泣いておられ、家内も涙。(今後は)一緒に頑張りましょうと言いたい」と話した。

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