【全仏テニス】錦織、未知の若手に貫禄ストレート勝ち「1試合ずついいテニスをしたい」

スポーツ報知

◆テニス 全仏オープン第1日▽男子シングルス1回戦 錦織圭3(7―6、6―4、6―3)0ジャンビエ(27日・パリ) 

 テニスの4大大会、全仏オープンが27日に開幕。男子シングルス世界ランク21位で第19シードの錦織圭(28)=日清食品=は、同304位のマキシム・ジャンビエ(21)=フランス=と1回戦を戦い、3―0で勝った。

 「顔も名前も出てこない。珍しい。調べないと」と25日に話していた錦織。この日出てきたジャンビエは、ほぼすべての球をハードヒットする若さを前面に出すプレーヤーだった。サーブスピードの最高は210キロ超え。小技にミスはあるものの強気一辺倒。しかし錦織はサービスキープを続けてジャンビエに次第に適応。第1セットはタイブレイクにもつれたものの1ポイントも落とさず7―0で第1セットを奪った。

 第2セットは第1ゲームで勢いそのままにブレイクすると、サービスキープを続けて6―4で連取。第3セットも危なげなくものにし、順当に2回戦へ駒を進めた。

 約11か月ぶりの4大大会で勝利を収めた錦織は「タフで強かった。ランキング以上にプレーの質もよかった。かなり苦労した」とジャンビエをたたえる余裕。「タイブレイクだったり2セット目の最初のゲームだったり良いプレーが少しずつ出てきた。十分いいテニスができた。長いラリー戦がなくリズムが作りにくい相手、難しい中での試合だった。こういう試合は大事なポイントをしっかり抑えれば。ストレートで勝てたのでいい点はいくつかあった」と手応えを感じたようで「久しぶりのグランドスラムなので楽しみにしていた。序盤緊張もあったが、楽しまないとと思って後半プレーした。1試合ずついいテニスをして後半までいけるように頑張ります」と語った。

 全仏オープンテニスをWOWOWライブにて5月27日(日)~6月10日(日)連日生中継。

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