吉村弟・和弘がワールドツアー初優勝…卓球香港オープン

スポーツ報知
吉村和弘

 卓球の香港オープンは27日、男子シングルスの決勝が行われ、吉村和弘(21)=愛知工大=がワールドツアー初優勝を飾った。決勝で韓国の趙勝敏を4―1(11―5、5―11、11―8、11―3、11―7)で下した。今大会は準々決勝で17年世界選手権3位の李尚洙(韓国)、フィルス(ドイツ)、何鈞傑(香港)ら格上の選手を次々と撃破していた。

 吉村和は国際卓球連盟を通じ、「この試合に勝てたことは非常にうれしい」と喜びのコメントを発表。前日の夜に相手選手の準決勝の試合の映像を研究し、「注意深く見て、弱点を見つけることができた。そこをしっかり攻められたことが、今日の勝利につながった」と語った。

 世界ランク106位の吉村和は、リオ五輪団体銀メダルの吉村真晴を兄に持つ。兄は準々決勝で趙勝敏に3―4で敗れており、弟がそのリベンジにも成功した形だ。次戦は6月6日開幕のジャパン・オープン荻村杯(北九州市立総合体育館)に出場が予定されている。

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