八村塁、高校時代過ごした「思い出の場所」で豪快ダンク A代表デビュー2戦連続2ケタ得点

スポーツ報知
 ダンクシュートを決める八村(写真は合成)

◆バスケットボール国際強化試合 韓国99―87日本(17日、ゼビオアリーナ仙台)

 日本は韓国に87―99で敗れたものの、米国の強豪・ゴンザガ大でプレーするスモールフォワードの八村塁(20)が14得点。17得点を挙げた第1戦(15日、88〇80)のA代表デビューから2戦連続2桁得点だ。

 明成高時代には3年連続ウィンターカップを制覇するなど華々しい活躍を見せた八村が仙台に帰ってきた。大歓声を浴びながらコートに入場し、「いろんな思い出のある場所。仙台のたくさんの人が来てくれてうれしかった」と感慨深げな表情を浮かべた。

 試合は第1Qから八村が高い身体能力を見せつけた。PGの富樫勇樹(24、千葉)のゴール右へのパスを空中でキャッチし得点を決めるアリウープで観客を沸かせた。フリオ・ラマスヘッドコーチ(54)も「高い能力を備えている。私が率いる以上、塁が常にプレーできるようにしたいと思っている」とほれ込んでいた。

 試合は一進一退の攻防が続いた。第3Qの後半には八村がダンクシュートで63―62と一時逆転も、時間とともに流れは韓国に移った。第4Qは30点を奪われ、12点差で敗戦。八村は「プレーでチームを引っ張りたい」と前を向いた。日本代表の中心プレーヤーの自覚を胸に挑戦を続ける。(小林 泰斗)

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