ジョセフ日本、テストマッチ初完封勝利 強力FWジョージアにゴールライン割らせず

スポーツ報知
ジョセフ・ヘッドコーチ

◆リポビタンDチャレンジカップ 日本28―0ジョージア(23日・豊田スタジアム)

 日本代表はイタリア代表との2戦(9日・大分、16日・神戸)を1勝1敗で終え、今シリーズ最終戦で強力FWを擁するジョージア代表を迎えた。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(48)は日本開催の来年W杯を見据え「今回の試合を決戦と位置づけている。前回(イタリア第2戦)の敗戦を強いメンタル力で乗り越えていけるのか。この6月を2勝で終えたら成功ととらえる」と本番モードで臨んだ。

 試合は雨の中、共にハンドリングエラーが目立ち前半は両軍ノートライ。日本がSO田村の2PG、FB野口の1PGの計3PGで9―0とリードした。

 後半9分、日本は敵陣22メートル付近で相手スクラムに重圧を掛けてボールを出させた後、ジョージア選手がノックオンしたボールを拾って展開。ラックを連取し、最後は途中出場のロックのファンデルヴァルト(NTTドコモ)が中央右に、この試合で両軍通じて初トライ(田村G)。16―0とした。

 続く12分、ウィングのレメキが飛ばしパスを受けた後、相手ディフェンス5人をかわして右スミにトライ(田村G)。27分には、途中出場のNO8姫野(トヨタ自動車)が競り合いのこぼれ球を左スミで押さえ、所属チーム本拠地でトライ。試合会場を沸かせた。

 28―0。ジョセフ日本はテストマッチ初完封勝利を挙げ、最高の形で今シリーズを終えた。

 ◆日本代表先発

 〈1〉稲垣(パナソニック)〈2〉堀江(パナソニック)〈3〉具(ホンダ)〈4〉アニセ(キヤノン)〈5〉真壁(サントリー)〈6〉リーチ(東芝)〈7〉布巻(パナソニック)〈8〉マフィ(NTTコム)〈9〉流(サントリー)〈10〉田村(キヤノン)〈11〉山田(パナソニック)〈12〉立川(クボタ)〈13〉ラファエレ(コカ・コーラ)〈14〉レメキ(ホンダ)〈15〉野口(パナソニック)

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