1193日ぶり日本で亀田!和毅が初後楽園で圧勝「世界戦やりたい」

2017年3月11日6時0分  スポーツ報知
  • 5回、マイク(右)にパンチを繰り出す亀田和毅(カメラ・森田 俊弥)

 ◆プロボクシング ▽フェザー級10回戦(55・8キロ契約) 〇亀田和毅(判定 3―0)マイク・タワッチャイ●(10日、東京・後楽園ホール)

 亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の和毅(25)=協栄=が2013年12月以来、3年3か月ぶりの国内復帰戦を白星で飾った。IBF世界スーパーバンタム級6位マイク・タワッチャイ(31)=タイ=に3―0の判定勝ちを収めた。KO勝利こそ逃したが、採点では9~12点差がつく完勝。陣営が見据える年内の世界王座返り咲きへ上々の滑り出しとなった。和毅の戦績は33勝(20KO)2敗となった。

 再出発となるリングで勝ち名乗りを受けたが、和毅は少し笑顔を浮かべながらも冷静だった。KO勝利こそ逃したが「いい試合ができた。10ラウンドやれたのはいい経験。次につながった」と、白星をかみしめるようにうなずいた。

 次男・大毅氏(28)の世界戦「負けても王座問題」をめぐり、14年2月に亀田ジムが日本ボクシングコミッション(JBC)から処分を受け、3兄弟は国内のリングに立てない状態となった。その間、和毅は米国やメキシコで試合をこなしてきた。昨年10月に協栄ジムと契約し、ライセンスを再取得して国内での活動が認められた。日本のリングは13年12月3日のWBO王座のV1戦以来、1193日ぶり。聖地・後楽園ホールでは初めての試合。「お客さんが(いっぱいに)詰まっていた。ああいうのは初めて。楽しかった」と語った。

 初回からスピードあふれる攻撃で主導権を握った。5回には逃げる相手に対し「ここで戦え」とばかりにリングの中央をグラブで差し、挑発する場面も。迎えた6回には右ストレートで先制ダウンを奪った。その後は逃げる相手を仕留めきれなかったが採点は99―90、100―90、100―88と大差がついた。

 フィジカルトレーナーを務める松栄勲氏の指導のもと、1年をかけて拳に力を乗せる体の使い方を学んだ。また、スタミナ面も強化した。「最大心拍数は220という考えられない数字になった」と同氏。興毅氏は弟の目を見張る成長を「800メートルダッシュはインターバル30秒を挟んで12本。(手動計測で)最高2分3秒で走った。50メートルダッシュは50本、最速で5秒台後半で走った。100メートルは11秒フラットを出したことがある。それも最後、競走しようと言って出た」と、うなった。

 陣営はスーパーバンタム級での2階級制覇を見据える。金平桂一郎会長(51)は「もう準備はできている。あとは周りの環境」と世界戦へゴーサインを出した。久々の国内のリングで手応えをつかんだ和毅も「チャンスがあれば世界戦をやりたい」と力を込めた。(三須 慶太)

 ◆亀田 和毅(かめだ・ともき)1991年7月12日、大阪市西成区生まれ。25歳。8歳からボクシングを始め中学卒業後、メキシコで単身武者修行。08年11月にメキシコでプロデビュー。デビュー28戦目の13年8月、前王者アンブンダ(ナミビア)を判定で下し、WBO世界バンタム級王座を獲得(3度防衛後返上)。戦績は33勝(20KO)2敗。身長171センチの右ボクサーファイター。15年10月末に3歳年上の元アマチュアボクサーのメキシコ人女性と結婚した。

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