井上の9・9米デビュー決定「ワクワク&楽しみ、スターになるための第一歩」

2017年6月20日6時0分  スポーツ報知
  • 9月9日にタイトルマッチを行う井上尚弥(中)とローマン・ゴンサレス(右)は大橋会長が手にするスマホに向かってポーズ(カメラ・森田 俊弥)

 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥の米国初進出が19日、正式決定した。都内で会見し、9月9日(日本時間10日)に6度目の防衛戦を行うと発表。WBO世界バンタム級7位アントニオ・ニエベスの挑戦を受ける。念願の舞台へ井上は「スターになるための第一歩だと思う」と、本場の舞台で自らの名を猛アピールする。また、同じ興行のメインで試合をする元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレスも会見した。

 念願の舞台での試合が決まり、井上は目を輝かせた。スーツ姿で登場した“怪物”は「ワクワク感と楽しみがある。スターになるための第一歩だと思う」と待ちきれない様子。さらに「米国は結果次第。どれだけお客さんを楽しませるかで人気が出る。単純なイメージ」と印象を語った。

 中量級以上が人気の本場・米国で、軽量級ながら破格の待遇を受け初進出する。試合は元4階級制覇王者ロマゴンの再起戦前のセミファイナルで、米ケーブルテレビ大手「HBO」により全米にも中継される。世界的プロモーターの帝拳ジム・本田明彦会長(69)は「軽量級で向こうから欲しがられるのはすごいこと」と語った。

 これまでの選手はチャンスを求めて海外に飛び出し、実績や知名度を上げることが多かった。井上は強豪のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)から2回KOで王座を奪い、当時の世界最速プロ8戦目で2階級制覇。本田会長は「米国で井上君の名前は既に知られているし、評価はすごく高い」と話した。

 陣営の大橋秀行会長(52)は「“怪物”から、これでようやく“モンスター”になれると実感している。これが伝説の始まり」と語った。今後は会見に同席したロマゴンとのビッグマッチも期待される。「(米国は)夢にもならない遠い舞台だと思っていた。モチベーションが上がる。いい試合をして次につなげたい」と井上。実力の高さを見せ、世界的スターへの階段を駆け上がる。(三須 慶太)

 ◆日本人の米国での防衛戦 WBA世界スーパーフェザー級王者・柴田国明(ヨネクラ)が1973年10月にハワイで臨んだのが最初で1回KO負け。初めて王座を守ったのはWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)。2011年10月、ラスベガスで元世界2階級王者ラファエル・マルケス(メキシコ)とのV7戦で3―0の判定勝ちした。

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