田中恒成、逆転V2!無敗で年内にも田口と統一戦 試合後に頭痛訴え救急車で病院へ

2017年9月14日6時0分  スポーツ報知
  • 防衛を果たした田中
  • 3回、パランポン(左)を攻める田中(カメラ・石田 順平)

 ◆プロボクシング ダブル世界戦 ▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○田中恒成(9回1分27秒 TKO)パランポン・CPフレッシュマート●(13日、エディオンアリーナ大阪)

 WBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22)=畑中=は、同級13位のパランポン・CPフレッシュマート(32)=タイ=に9回1分27秒、TKO勝ちでV2防衛。田中は10戦全勝(6KO)、パランポンは32戦24勝(10KO)8敗となった。

 最後は一気にけりをつけた。田中は9回、ワンツーの右ストレートを顔面に的中させてダウンを奪うと、立ち上がったパランポンに高速の連打を浴びせ、レフェリーのストップを呼んだ。地元の東海地区以外で臨んだ世界戦も、テレビの全国放送も初。1回に右でダウンを奪われ、4回に相手のパンチで右まぶたを切られる危機もあったが、逆転TKOでV2を果たした。

 リング上では「俺って全然、持ってない。でも(試合が)面白ければいい。統一戦? やります。残念な全国デビューですが、また頑張ります」と叫んだ。年内の統一戦実現を目指す同階級のWBA王者・田口良一(30)=ワタナベ=が観戦していた。控室では頭痛を訴え、大事を取って救急車で大阪市内の病院へ向かった。

 7月。後援者の計らいで大相撲の宮城野部屋を訪ねた。まわしを締めて朝稽古に参加。横綱・白鵬が弟弟子を投げ、突き飛ばす迫力に触れ、ボクシングにある格闘技の側面を再認識。小学校時代に空手に励んだ田中は「武道の精神を取り戻した」という。

 5月のアコスタ(プエルトリコ)との無敗対決では、ダウンを奪って判定でV1。それでも「パンチを当てた後、自分の体が流れずに追撃できていればKOできた」と不満を残した。体幹を鍛え直して軸を安定させ、コンビネーションを磨いた。 統一戦へ、機は熟した。畑中清詞会長(50)は「最大限の努力で実現させたい」と本格交渉に入る。田中の無敗ロードは打倒・田口へ向かう。(田村 龍一)

 ◆過去の統一戦 田中と田口による日本人の世界王者による他団体統一戦が実現すれば、国内2例目。12年6月20日、ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)でミニマム級のWBC王者・井岡一翔(井岡)とWBA王者・八重樫東(大橋)が対戦して以来となる。井岡が判定勝ちし、統一王者となった。

 ◆田中 恒成(たなか・こうせい)1995年6月15日、岐阜・多治見市生まれ。22歳。小学5年でボクシングを始め、中京(岐阜)で高校4冠。高3の13年11月、B級(6回戦)でプロデビュー。15年5月、国内最速5戦目でWBO世界ミニマム級王座獲得。16年12月、同ライトフライ級王座を獲得、井上尚弥(大橋)と並ぶ国内最速8戦目で2階級制覇。身長164センチ、右ボクサーファイター。

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