赤外線カメラ+AIでボクシング試合のダメージ可視化 米企業が開発、世界初披露 

2017年12月2日18時31分  スポーツ報知

 スポーツデータ分析の最先端が紹介される「スポーツアナリティクスジャパン2017」が2日、東京・江東区の日本科学未来館で行われた。基調講演を行った米バンテック・メディアのジョー・インゼリロ氏が、ボクシング採点に赤外線カメラと人工知能を使ったシステムを提案した。同氏によると「プロトタイプだが、世界初公開」というシステムだ。

 分析実例で紹介されたのは、12年に米ラスベガスで行われたパッキャオとブラッドリーの試合。判定により僅差でブラッドリーの勝利とされたが、採点を巡って物議を醸していた。

 試合を赤外線カメラと人工知能を使って見ると、パンチを受けた場所を可視化することができる。打撃を受けた場所は内出血するなど血流が悪くなるため、その場所の体温が下がる。

 また選手が1分間のインターバルでどの程度体を休ませることができたかも、赤外線カメラと人工知能による処理で可視化が可能という。

 同試合では、ブラッドリーがパッキャオのパンチを受けてダメージが次第に大きくなるのに対し、パッキャオは12ラウンドまでほぼダメージなしであることがわかったという。

 インゼリロ氏はこのシステムを使うことで「採点に客観的な指標を提供できる」と自信を込めて話していた。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
ボクシング
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ