ライトフライ級統一王者・田口良一に400件の祝福LINE、次の目標は「10度防衛」

スポーツ報知
一夜明け会見で、WBAとIBFのチャンピオンベルトを肩にかけ笑顔を見せる田口良一

 プロボクシングでWBA・IBF世界ライトフライ級統一王者となった田口良一(31)=ワタナベ=が1日、都内の所属ジムで一夜明け会見を行った。

 田口はIBF王者ミラン・メリンド(29)=フィリピン=に3―0で判定勝利し、WBA王座7度目の防衛を果たすとともにIBF王座も統一。日本人3人目の複数団体統一王者となった。快挙に反響も大きい様子で「LINEだけでも400件以上来ていると思う。ゆっくり返していきたい。統一王者ということでいつもと違うのかな」と話した。

 陣営の渡辺均会長(67)によると、次戦はIBFから対戦を指令されているヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と、WBAのベルトも懸けて防衛戦を行うことが有力。2団体統一王者として防衛戦に臨めば日本人選手初の偉業となる。同会長は「できれば両方持ち続けたいが、場合によっては返上したい。13度防衛にも挑戦させたい」。田口と同じ階級の具志堅用高が持つ連続防衛日本記録にも挑戦させたい意向を示した。

 田口自身は「防衛回数への思いは大きくなってきた。次は10度防衛を目指していきたい」と抱負。2団体統一王者となっただけに、さらにタイトルをまとめることが期待されるが「それができたらいいが、まず次をクリアしてから。2本のベルトをずっと防衛し続けるのは難しい。ブドラーとやって防衛したらIBFは返上してもいいのかな、とも思う」と冷静に足元も見つめていた。ただ「評価が上がるような試合をしたい。格下のような選手とはやりたくない。どっちが勝つか分からない試合をしていきたい」と、これからも強敵と戦うことを歓迎していた。

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