IBF世界王者・尾川、ドーピング陽性「意図的に摂取したことは絶対にありません」

スポーツ報知
尾川堅一

 IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(29)が、昨年12月の同級王座決定戦の試合前のドーピング検査で陽性反応を示したと、所属先の帝拳ジムが19日、発表した。試合後の検査では陽性反応を示していなかった。今後1か月以内に詳しい調査を行い、結果次第では王座剥奪などになる可能性がある。過去に世界戦で日本人選手がドーピング違反になった例はない。

 帝拳ジムの本田明彦会長(70)は都内で取材に応じ「アトピーの薬で反応が出ることだってある。今の時点で罰せられるわけではない」と話した。尾川は同ジムを通じて「このたびはお騒がせすることになってしまい、申し訳ありません。陽性反応が出た事実は認めなければなりませんが、禁止薬物を意図的に摂取したことは絶対にありません」とコメント。12月に米ネバダ州ラスベガスでの世界初挑戦で王座奪取に成功。米国で日本選手が世界王座を獲得するのは36年ぶりだった。

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