比嘉大吾、新兵器でアッパー磨く

スポーツ報知
気合の入った表情でウォーターバッグを打つ比嘉

 WBC世界フライ級王者・比嘉大吾が、世界のスーパースター流のアッパーで連続KO日本記録を狙う。都内の所属ジムで27日、同級9位モイセス・フエンテスとのV2戦に向けた練習を公開。昨年末から取り入れた球体状のウォーターバッグにアッパーを打ち込んだ。

 世界3団体統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)や、WBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)らも使用する用具だ。重量は80キロ。通常のサンドバッグと違って頭の高さにあるため、野木丈司トレーナー(57)は「得意のアッパーカットを打ちやすい。日本では見たことがない」と説明。比嘉が何度もダウンを奪って主導権を握ってきたアッパーに、さらに磨きをかけている。

 15連続KO勝利なら、故郷・沖縄の大先輩でもある元WBC世界スーパーライト級王者・浜田剛史らの日本記録に並ぶ。比嘉は「KOじゃないと、勝っても評価が下がる。前半で必ずKOします」と、拳に力を込めた。(浜田 洋平)

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