比嘉に15連続KO記録を並ばれた浜田剛史氏「がーっと行って欲しい」記録更新を期待

スポーツ報知
テレビ中継のゲスト解説を行った浜田剛史氏。左はWBA世界ミドル級王者・村田諒太

 ◆プロボクシングWBC世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○王者・比嘉大吾―同級9位・モイセス・フエンテス●(4日、那覇市・沖縄県立武道館)

 WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22)=白井・具志堅=が、同級9位の元2階級制覇モイセス・フエンテス(30)=メキシコ=を1回2分32秒、KOで挑戦を退け、2度目の防衛に成功。1985年4月に同じ沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級王者・浜田剛史が達成した15連続KOの日本記録にも並んだ。

 浜田氏はフジテレビの解説で会場を訪れた。自身の持つ15連続KO記録に並ばれ、「うれしいね」とコメントした。「KOは作られたドラマとは違う記録。(比嘉は)強い相手に確実に打ち勝って、ここまできた。根性ある選手が出てきたと思っていたんだよ。今は根性だけじゃなく、技術もついてきた。真のチャンピオンだ。(パンチを)数打てるのが素晴らしい。なかなかあれだけ打てないよ。完全なるファイターだね。比嘉のおかげで、沖縄のボクシング界は盛り上がっているんだよ。子供がボクシングの練習をするようになったんだよ。本当にありがたい。新記録は1つだけじゃなく、がーっと行って欲しい」。沖縄出身7人目の世界王者となった後輩へ、称賛と感謝の気持ちを表し、エールを送った。

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