比嘉、スピードKOから一夜明け会見…年内に狙う米国での試合へ、今月下旬に現地視察!

スポーツ報知
故郷・沖縄での防衛戦から一夜明け、会見する比嘉(左)と具志堅会長 (カメラ・堺 恒志)

 プロボクシングWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が152秒のスピードKOから一夜明けた5日、沖縄・那覇市内で会見を行った。同級9位で元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30)=メキシコ=に1回2分32秒でKO勝ち。試合後、タクシーでホテルに帰る途中の故郷・沖縄の景色に、比嘉は「今までプレッシャーで周りが見えていなかったけど、『小さい頃によく通った場所だな』って思えた。いろんな景色が懐かしかった」と感慨にふけった。

 日本記録に並ぶ15戦連続KOを果たし、陣営の具志堅用高会長(62)が敗れて以来、37年ぶり4度目の開催となった故郷・沖縄での世界戦で日本勢初勝利。試合開催に向けて奔走した具志堅会長は「大吾が王者になった時もうれしかったし、防衛をする度にうれしさがある。比嘉チャンピオンが私に幸せをくれた」と振り返った。

 今月下旬には、米イングルウッドで開催される軽量級の祭典「スーパーフライ2」を視察する。会長は「年内に大きい試合をやりたい」と米国に乗り込むプランを明言すると、比嘉も「王者同士、互いのベルトを懸けてやりたい」とビッグマッチを見据えた。5月頃に計画する同級1位モハマド・ワシーム(パキスタン)との指名試合となるV3戦は、都内で行うことが濃厚だが、会長は「毎年1回は沖縄でやりたい」と2度目の故郷開催も狙う。

スポーツ

×