亀田興毅氏、現役復帰は“引退試合”

スポーツ報知
現役復帰に向け語った亀田興毅氏(左)右は亀田大毅氏

 プロボクシング元世界3階級王者の亀田興毅氏(31)が7日、弟の大毅氏(29)と都内で行われたサプリメント「HMB極ボディ」の発表会見に登場。元旦に放送されたネット放送「Abema TV」で宣言した現役復帰について、5月を目標にトレーニングしていると明かした。

 「Abema TV」で「最後やり残したこと、やらなければならない試合がある。どういう形になるか分からないが、できるのであればもう1回リングに上がろうと(思う)」と語っていた興毅氏。この日は「(もう一度)世界チャンピオンになんて、軽はずみなことはできない。(復帰の理由は)やりたいことがあるから」と、あくまでも“引退試合”であると強調。最後の試合となった15年10月の河野公平戦が米シカゴで行われたことから、「最後、日本のリングに上がって、ファンに見せて、(引退の)テンカウント鳴らせて終焉ですわ」と、日本で現役人生を終えたいと語った。

 現在はボクシングをプロデュースする立場となり、「プロデューサーの目から見た亀田興毅が、ボクサー亀田興毅を(復活させたくて)口説いた。面白くないですか」とニヤリ。対戦したい相手が2人いるというが、名前は「ここで言っても、(実際に)出来へんかったら終わりやから。ある程度決まったら発表します」と明かさず。しかし「これだけ(体を)動かしているということは、(話が)前に進んでいること」と期待を持たせた。

 復帰には、5歳の長男ら3人の子供に“オヤジの姿”を見せたい思いもあるようで、「1回リングに上がって、父親らしい格好いい姿を見せたい」と興毅氏。息子がボクシングを始めたいと言い出したら?と問われると「あえて(やれと)言わないけれど、教えられるのはボクシングだけだから。最大限サポートします」と語った。

 一方の大毅氏は「家族として反対です。ボクシングは危ないことを知っていますから」としつつも、「そこは自分(本人)ですから」と容認の姿勢。既にトレーニングは始めており、会見では司会者に乗せられ、久しぶりにボディーを披露。「(現役時代より)ショボイ体、申し訳ないと思う」と恥ずかしがりながらも、「5月には、全然(仕上げてくる)でしょう」と宣言。「憧れを持たれる業界にしていきたい」と、今後のボクシング界の発展に向け抱負を語った。

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