岩佐亮佑、森田健作知事に千葉県民栄誉賞おねだり　初防衛誓う

　ＩＢＦ世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑が、千葉県民栄誉賞を狙う。２１日、千葉・柏市内の所属ジムでエルネスト・サウロンとの初防衛戦に向けた練習を公開。千葉県の森田健作知事（６８）のラジオ番組に出演し、初防衛成功での同賞授与をお願いしたことを明かした。

　「言うのはタダなので」と直接アピールした。知事から「頑張ってね！」と言われたが、岩佐は「あっさりしていた。まだ早いという雰囲気。あんまり響いてない」と“パンチ”は空振りの様子。過去の受賞者には女子マラソンの高橋尚子さんら五輪金メダリスト、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督ら豪華メンバーが名を連ね、岩佐は「最高難易度ですね」と壁の高さを痛感した。

　県内ジム初の世界王者で、昨年９月に柏市からは市民特別功労賞を受けた。今回は対戦相手と同じフィリピン出身選手２人をパートナーに呼び、１２月から１００回ほどスパーを敢行。「千葉県民として頑張りたい。防衛を続けたら（知事も）振り向いてくれるはず」と長期防衛を目指す。（浜田　洋平）