小西、減量苦なし絶好調 KOで王座奪取だ

スポーツ報知

◆プロボクシング・ダブル世界戦 ▽WBO世界ミニマム級タイトルマッチ 王者・山中竜也―同級4位・モイセス・カジェロス ▽WBA世界ライトフライ級王座決定戦 同級1位・カルロス・カニサレス―同級2位・小西伶弥(18日・神戸ポートピアホテル)

 ダブル世界戦の調印式が16日、試合会場で行われ、ライトフライ級に転向し体調万全の小西がKOでの王座獲得を誓った。カニサレスとの無敗対決へ、右ファイターは「減量苦がなくなり絶好調。ぶっ倒す」。

 昨年、日本王座を2度防衛したミニマム級(47・6キロ以下)では計量前に絶食し、試合にダメージを残した。だが階級を上げ、神戸市内で同居する寿司(すし)職人の父・誠司さん(59)が差し入れる魚を食べながら減量。回復系のタウリンを多く含むカツオや、高たんぱく低脂肪のマグロ赤身などに力をもらい「父の寿司は世界一。僕も世界を取り、思い切り寿司を食いたい」と笑った。

 練習を打ち上げた15日、元世界3階級王者・長谷川穂積氏(37)から「世界戦だと気にせず、気楽にやれ」と言葉をもらった。ボクシングを始めたきっかけの先輩のエールに「勝って恩返しする」と誓った。(田村 龍一)

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