山中竜、相手の体重超過にヒヤリ カジェロス「ネリとは違う」

スポーツ報知
下着を脱いで計量するカジェロス(左)を見つめる山中竜(右は小西)

◆プロボクシング・ダブル世界戦 ▽WBO世界ミニマム級タイトルマッチ 王者・山中竜也―同級4位・モイセス・カジェロス ▽WBA世界ライトフライ級王座決定戦 同級1位・カルロス・カニサレス―同級2位・小西伶弥(18日・神戸ポートピアホテル)

 ダブル世界戦の計量が17日、試合会場で行われ、4選手とも一発でパスしたが、山中竜の相手・カジェロスが体重超過のピンチに見舞われた。約90分前に非公式の予備計量を行い400グラム超過の48・0キロ。1日のWBC世界バンタム級の山中慎介(帝拳)戦で同じメキシカンのルイス・ネリが体重超過で王座を剥奪されたばかりなだけに、会場は「またか…」とざわついた。

 カジェロスはホテル内でのミット打ちで汗を流し、容器に唾を吐きながら計量に登場。全裸になって辛うじてリミットでパスした。「ちょっとした誤差だ。僕はネリとは全然違う」と強調した。先にリミットで一発パスした山中竜は「全てにおいて差を見せて勝つ」と、母・理恵さん(46)が作る特製鍋を食べ、決戦に備えた。(田村 龍一)

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