初王者のカニサレス、小西伶弥は「私のミスをよく突いて攻撃してきた」

スポーツ報知
3回、ダウンを奪うカニサレス

 ◆プロボクシング▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 〇カルロス・カニサレス(判定 3―0)小西伶弥●(18日、神戸ポートピアホテル)

 WBA世界ライトフライ級2位の小西伶弥(24)=真正=が、同級1位のカルロス・カニサレス(25)=ベネズエラ=に0―3の判定(113―114、112―115、111―116)で敗れ、世界初挑戦で王座獲得に失敗した。3回にダウンを喫し、プロ初黒星となった。小西の戦績は15勝(5KO)1敗、カニサレスは20勝(16KO)1分け。

 2016年の大みそかに現WBA・IBF世界ライトフライ級統一王者の田口良一(ワタナベ)と引き分けたカニサレスが初の世界王座を獲得した。3回に「狙っていた。練習はしていた」という右カウンターでダウンを奪った。その後は「KOを狙ったのがミス。消耗した」と、急激にペースダウンしたものの、足を使って体力を回復すると終盤に盛り返した。「8ポイント差で勝ったと思った」と、誇らしげにベルトを掲げた。

 小西については「パワフル。私のミスをよく突いて攻撃してきた。中盤は負けるかもしれないと思った。小西はリベンジを求める権利がある」と、再戦を受けて立つ姿勢を示した。

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