高山勝成がトップアマ初視察 東京五輪出場へ挑戦続く

スポーツ報知
トップアマの試合を初視察した元プロ世界王者の高山勝成

 東京五輪出場を目指し、昨春にプロを引退した元4団体世界ミニマム級王者・高山勝成(34)=名古屋産大=が23日、東京五輪代表の選考材料となる“アマ版日本タイトル”の「山根杯争奪戦」(宮崎市総合体育館)を観戦した。トップアマ初視察となった元プロは、自身が出場を希望する最軽量のライトフライ級(アマは46キロ超~49キロ以下)を観戦。「スピードがあって、立ち上がりから集中して一瞬のミスを突いている。刺激になった」。12回を戦うプロから3回で決着するアマへの戦術変更を強く意識した。

 高山は現在、国内アマを統括する日本ボクシング連盟(山根明会長)からアマ登録を認められていない。今月、自身のアマ登録を求めて集まった約2万5000人分の署名を同連盟に受け取り拒否されたが、日本オリンピック委員会(JOC)には受理されている。拠点とする名古屋と地元・大阪でのトレーニングは欠かさず「東京五輪へ、引き続き精進していく」。元世界チャンプの挑戦は続く。

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