比嘉大吾の王座剥奪で中継予定のフジテレビ大混乱 善後策に頭を悩ませる

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比嘉大吾の計量オーバーについて説明を行い、深々と頭を下げた具志堅用高会長(カメラ・橋口 真)

◆報知新聞社後援プロボクシング・ダブル世界戦 ▽WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦 前王者・比嘉大吾―同級2位・クリストファー・ロサレス(4月15日、神奈川・横浜アリーナ)

 ダブル世界戦(報知新聞社後援)の前日計量が14日、都内で行われ、WBC世界フライ級王者の比嘉大吾が、50・8キロの制限体重を900グラム超過して王座を剥奪された。2時間の猶予が与えられたが、再計量に挑まずギブアップ。国内の世界戦で日本人選手の体重超過は初の大失態となった。挑戦者のクリストファー・ロサレスは50・5キロで一発パス。当日計量で比嘉が55・3キロの制限体重をクリアすれば試合は行われ、ロサレスが勝てば新王者、負けか引き分けなら王座は空位となる。

 比嘉の王座剥奪を受けて、ダブル世界戦の放送権を持つフジテレビも困り顔だ。当日は午後7時57分から生放送予定だが、当日計量の結果次第では試合そのものが中止になる可能性もある。フジテレビの竹内プロデューサーは「中止ならJBCの判断を尊重する。無理にやるべきことではない」と話したが、「放送枠は変わらないので大変ですよ」と善後策に頭を悩ませていた。

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