観客「ワーッ」うれしかった…村田に聞く

スポーツ報知
マイナビ・中川信行代表取締役社長(右)から村田に勝利者賞が贈られた

◆報知新聞社後援プロボクシング・ダブル世界戦 ▽WBA世界ミドル級タイトルマッチ ○村田諒太(8回 KO)エマヌエーレ・ブランダムラ●(15日、神奈川・横浜アリーナ)

 ◆村田に聞く

 ―ファンの声援は。

 「何がうれしかったって、最後の右が入った時に観客が『ワーッ』と言ってくれたこと。ミドル級で期待されることは、判定じゃなくそういう試合」

 ―相手は足を使ってきた。

 「なかなか思うように当たらなくて、ジャブだけしか当たらないという展開。ポイントでは負けないだろうなとは思ったけど『いい形で』という気持ちは少なからずあった。ふがいなさも感じながら戦っていた」

 ―将来はゴロフキン戦?

 「今のままだと勝てる気がしない。しっかり練習しないと。彼に負けたとして2番手なら、受け入れる気持ちはある」

 ―いろんな責任を持ってリングに上がっている?

 「僕にはこれ(ボクシング)しかなくて、これをやっている。それで喜んでもらえるなら、そんな光栄なことはない」

 ◆ブランダムラ「右凄い」脱帽 完敗を認めた。最後に食らった右ストレートについて「あのパンチで、村田が世界王者になるべくしてなった選手だと分かった。彼の右を想定して練習したが、やはりすごかった」と脱帽。アウェー日本での戦いを終え「陣営や家族、恋人に感謝したい。母国で応援してくれたイタリア人、会場の日本のお客さんにもお礼を言いたい」とすがすがしい表情だった。

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