比嘉大吾、ライセンス無期限停止　具志堅会長らは戒告処分

　日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）は２５日、体重超過で王座を剥奪された前ＷＢＣ世界フライ級王者・比嘉大吾（２２）＝白井・具志堅スポーツ＝にボクサーライセンス無期限停止処分を下したことを発表した。さらに制裁金としてファイトマネー相当額の２０％を徴収。復帰する場合に１階級以上転級させることを義務付けた。管理責任として、所属ジムの具志堅用高会長、野木丈司トレーナー、瀧田通子マネジャーに戒告処分を科した。

　比嘉は１５日の試合に備えた前日計量でリミット５０・８キロを９００グラム超過し、王座を剥奪された。日本人が世界戦で計量失敗するのは初めて。試合は両陣営の合意と試合当日の計量などを経て行われ、挑戦者のクリストファー・ロサレス（ニカラグア）に９回ＴＫＯ負けした。比嘉の停止処分の解除は、定期的なコンディションの管理報告などを受け、総合的に勘案して決定する。