山中慎介氏、引退セレモニーで政界進出の野望？「可能性としてはゼロじゃないかも」

　プロボクシングの元ＷＢＣ世界バンタム級王者・山中慎介氏（３５）が２５日、名誉区民である東京・中野区役所で開かれた引退セレモニーに出席した。区議会場に一般客、同区職員ら約２００人が集結。２００９年から居住する間に２度、同区内で引っ越した山中氏は「会場に入れないお客さんもいて、本当にありがたい」とあいさつした。

　３月に引退後はテレビ出演などで忙しく「いろんな仕事をいただいている。今後についてゆっくり決める段階でもない」と近況を説明。報道陣から将来的な議員を目指す意思を問われると「可能性としてはゼロじゃないかも」と転身をほのめかして笑いを誘った。

　山中氏の東京後援会が発足した地でもあり、同区役所１階ロビーでは５月１１日までグラブ、ガウン、写真パネルなどを展示。ＷＢＣと米リングマガジン認定世界王者のベルトも飾られる。「本当にやりたいことを見つけて芯を持って行動したい」と幅広い選択肢を頭に描いた。（浜田　洋平）