久保隼、再起戦計量を一発パス…28日に大沢宏晋とサバイバルマッチ

スポーツ報知
フェザー級10回戦の前日計量を共に一発パスした久保隼(左)と大沢宏晋

 前WBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼(28)=真正=が27日、神戸市内で、昨秋の王座陥落後初戦となるフェザー級10回戦・大沢宏晋(ひろしげ、32)=ロマンサジャパン=戦(28日・神戸市立中央体育館)の前日計量に臨み、同級リミットを100グラム下回る57・0キロで一発パスした。大沢は56・9キロでクリア。

 久保は現在、WBA世界フェザー級7位。再起戦で、いきなり世界挑戦経験のある難敵を迎えるが「コンディションは今までで一番いい。『久保はもう一度、世界へ行ける』と思わせる試合をする」と誓った。一方、世界ランキング再浮上を狙う大沢も「こっちは失うものがない。勝って、もう1回、世界に挑む。左対策は万全」と約4年半ぶりの対サウスポーに気合十分。大舞台を知るボクサー同士のサバイバルマッチとなる。

 久保は昨年4月、当時WBA世界スーパーバンタム級王者のネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)戦で相手の途中棄権による11回TKO勝ちをおさめ、初挑戦初奪取。同年9月の初防衛戦でダニエル・ローマン(米国)に9回TKO負けして陥落した。

 一方、大沢は16年11月、米国でWBO世界フェザー級王者のオスカー・バルデス(メキシコ)に挑んだが7回TKO負け。その後は3連勝中。通算成績は久保が12勝(9KO)1敗、大沢が33勝(19KO)4敗4分け。

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