京口紘人「命がつながったという試合だった」…一問一答

スポーツ報知
12回、右ストレートをパラスにヒットさせる京口(右)。3−0判定で2度目の防衛に成功 

◇報知新聞社後援 プロボクシングダブル世界戦(20日、東京・大田区総合体育館)

 IBF世界ミニマム級タイトルマッチは、京口紘人(24)=ワタナベ=がジャッジ全員が117―110の判定3―0でビンス・パラス(19)=フィリピン=を下し、2度目の防衛に成功。試合後、3Rには左フックでプボクシング人生初というダウンを喫した王者は、19歳の健闘をたたえた。以下が主な一問一答。

 ―試合を終えて。

 「ボクシングを教えてあげるとか言っていたけど、ダウンをもらったときにはハードパンチャーに不用意なパンチをもらったら危険だし、油断したらダメということを教えてもらって、感謝している。ポイントは勝っていると思ったが、ホッとした。命がつながったという試合だった」

 ―足がつりそうになったのは。

 「9Rくらいからピリッときて、つりそうだった。両足だったが、特に右です。減量の影響は少なからずあったと思う」

 ―ダウンシーンは。

 「(右のテンプルで)一瞬ダメージがあったが、アゴだったらやばかった。(ダウンは)人生通じて初です。焦りも少しは出た」

 ―(攻勢の)10Rは倒しに行ったか。

 「弱気な顔になったので、チャンスと思った。でも効いている中でも打ち返してきた。タフな相手だった。もっと上に立てる選手」

 ―12Rの始まる前と終わった直後にパラスと抱き合っていたのは。

 「『ありがとうな』みたいな。違った感情が出た。弟分みたいな感じです」

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