井上尚弥陣営“ネリ再来”の恐怖…王者マクドネル試合4日前に水ガブ飲み

スポーツ報知
練習の合間にペットボトルの水を大量に飲むジェイミー・マクドネル

◆プロボクシング ダブル世界戦▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ジェイミー・マクドネル―井上尚弥(25日、東京・大田区総合体育館)

 WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネルが21日、同級2位・井上尚弥とのV6戦に向けて横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。体調管理を任された科学系のトレーナーが帯同。3月に体重超過で王座を剥奪された元WBC同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)と共通点が多く、井上陣営は減量を不安視した。

 バンタム級では異例の178センチの長身。これまで減量に苦しみ、今回は「ボクシング・サイエンス」という会社のトレーナーを連れて来日した。陣営は「栄養面、トレーニングを科学的に助けてもらっている」と説明。シャドーやミット打ちなど約30分のみの軽い練習で1リットル半もの水を飲み干し、井上の父・真吾トレーナーは「(汗で)落とす量より、飲んでいる量の方が多い」と驚いた。

 ネリも公開練習で水をがぶ飲みし、2・3キロ超過。帯同した栄養士の責任とした。20日夜の来日まで2週間、ドバイで気温や時差対策を積んだ王者は「減量は順調だけど、今の体重は教えない。もうアンダーだよ」と笑ってけむに巻いた。おもむろにシャツを脱いで肉体を披露。大橋秀行会長(53)は「まだオーバーしてるんじゃないか。心配だね」。“マクドネリ”にならないことを祈るばかりだ。(浜田 洋平)

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