日本ボクシング連盟が反論声明!「異なる部分が多くある」告発状の内容を否定

スポーツ報知
日本アマチュアボクシング連盟の山根会長

 アマチュアボクシングを統括する日本連盟(山根明会長)が30日、都道府県連盟の有志で構成する「日本ボクシングを再興する会」が提出した告発状の内容を否定した。同会は日本連盟が助成金流用の不正などがあるとして、日本オリンピック委員会(JOC)などに対し、27日付で告発状を提出。告発状では、日本連盟・山根会長から審判へ不当な圧力があったことやグラブの独占販売などが指摘されている。

 同連盟のホームページ上に「ご報告」と題し、一連の騒動に対して「この度、TV局、新聞等において、当連盟に対する告発状がJOC等に提出されたとの報道がなされております。この様な事態になり、アマチュアボクシングファンの皆様、選手の皆様、関係者の皆様に、多大なご迷惑をおかけしたこと、まずお詫び申し上げます」と謝罪した。

 続いて「しかしながら、告発状記載の事実関係については、事実と異なる部分が多くあり、そのため、一連のマスメディアにおける報道も、正しい事実関係を反映しているとは言えません。今後は告発状に対するJOC等の判断を待って、当連盟としての方針、対策を講じていく所存です」と内容に対して反論する声明を出した。

 日本ボクシングを再興する会は、文科省、スポーツ庁、日本オリンピック委員会、内閣府公益認定等委員会などにも告発状を提出。日本連盟は「なお、既に告発状が提出されております。従いまして、同手続に与える影響を鑑み、今後、具体的な説明については、専ら、告発手続の中で行っていくことになりますので、その旨ご容赦下さい」と記載した。

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