ベジータ好きの挑戦者“北斗百烈拳”に屈す…拳四朗が判定で5度目防衛

スポーツ報知
1回、拳四朗(左)の左ジャブがフアレスにヒット 

◆報知新聞社後援 プロボクシング・トリプル世界戦 ▽WBC世界ライトフライ級(48・9キロ)タイトルマッチ12回戦 王者・拳四朗―同級7位サウル・フアレス(30日、東京・大田区総合体育館)

 16年8月以来2度目の世界挑戦となったサウル・フアレス(メキシコ)は、0―3の判定負けを喫した。1回から拳四朗のパンチを顔面にもらって鼻血を出した。2回以降はスピードのあるジャブを軸にペースをつかまれ、6回以降は距離を詰められてボディーの強打を浴びた。積極的に攻勢に出た王者の前に終始劣勢。父と兄もプロボクサーという一家で、悲願の世界王座奪取はならなかった。

 大の日本アニメ好きで、25日の会見では「ドラゴンボールは小さい頃に見た。ベジータが大好き」。この日は「ドラゴンボールZ」のオープニングテーマ「CHA―LA HEAD―CHA―LA」に乗って登場した。名前が「北斗の拳」の主人公・ケンシロウに由来する王者との一戦は、作品を超えた夢の対決と注目されていたが「お前はもう死んでいる」とばかりにリングに沈められてしまった。

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