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超満員連発!チャンピオン・カーニバルを再燃させた秋山準社長…金曜8時のプロレスコラム

2017年4月21日8時0分  スポーツ報知
  • 全日本プロレス・秋山準社長

 今年旗揚げ45周年を迎える全日本プロレスの伝統的シリーズ「チャンピオン・カーニバル」の開幕戦(16日)は、東京・後楽園ホールを超満員にする大熱狂ぶりだった。1588人の札止め。後楽園では、いつもはバルコニーから写真を撮りながらリングを見ることが多いが、この日はバルコニーも割り込む隙間がない。仕方なしにいつもは利用しない記者席に座ったほどだった。

 メインイベントの勝者、諏訪魔(40)が報道陣の取材を受けている時、反対側のバックステージで秋山準(47)が後援企業などの対応で名刺交換していた。秋山は全日本プロレスを運営するオールジャパン・プロレスリングの社長だ。全日本の社長は創業者のジャイアント馬場から始まり、王道を継承した三沢光晴が辞任してプロレスリング・ノアを旗揚げしてから、新日本プロレス出身の武藤敬司が担ったり、企業再生事業会社がオーナーになったりと、迷走してきたように思う。

 そこに2013年、秋山がノアから帰ってきた。その年のチャンピオン・カーニバルで秋山は初優勝。翌14年に社長に就任した。専大レスリング部から幹部候補生として全日本に入団し、馬場から四天王(三沢、川田利明、田上明、小橋建太)の後を託されたエリートだ。三冠ヘビー級王者、ノアでGHCヘビー級王者になった男が、チャンピオン・カーニバルのリーグ戦参加は辞退し、諏訪魔や最年少三冠王者の宮原健斗(28)をプロデュース。試合には出場しており、中継するCS放送GAORAが認定するTV王者でもある。

 名刺の裏には「開催決定 両国国技館 8・27」と書かれてあった。昨年11月に続く、ビッグ大会だ。「今年も両国でやりますよ。いずれは日本武道館でやりたいですね。両国はいい会場ですが、新日本さんのイメージが強いんで。やはり全日本と言えば武道館ですから」

 チャンピオン・カーニバルは、後楽園で開幕してから、18日の郡山大会で満員、19日の八戸大会で超満員、20日の仙台大会も超満員となった。1000人未満の小会場だが、地方でも手を抜かない地道な活動が理解されつつあるのだろう。プ女子(プロレス女子)に左右されない男臭さ感が漂うのもいい。武道館への道は遠くなさそうだ。(酒井 隆之)

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