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関西学院は「クヮンセイガクイン」が正解…それぞれにある名前への思い入れ

2018年5月30日16時0分  スポーツ報知
  • 27日、試合を終えスタンドに向かい整列する関学大

 久々に悲哀を感じました。日大アメフト部の前監督が、記者の母校・関西学院を「カンサイガクイン」と言い間違えまくった件。5月27日付スポーツ報知の名物コラム「仙ペン」によると、OGで巨人担当のTH記者は、大変に憤っていたという。

 やはりOGでサッカー担当のTK記者も、「あのアナウンサー、オバジョ(関学にほど近い小林聖心高)出身やのに!」と、いまだプンプンしている。こっちは報道番組の女性アナが、うっかり「カンガク」じゃなく「カンダイ」と言っちゃったことに怒り心頭だとか。

 しかし、中学部から関学育ちの(現在は関学付属の聖和幼稚園OBでもある)私には「でしょうね」という感想しかない。OGの皆さんが誇りに思うほどメジャーじゃないんだよ。野球の関西学生リーグ。星取表の一字表記を見ても、関大は「関」なのに、関学は「学」。「学」て…。日本中、全ての大学についてる字じゃないか…。関東学院、関東学園、さらには関メディ学院。類似した名称もあまたある。

 母校のHPによると「関学が設立されたのは1889年。明治22年の日本では、東京を『とうけい』というように漢音読みにすることが多かったようです。ですから当時は『関西』も『かんせい』と読んでおり、関学の校名もそのままの読み方でつけられました」とのこと。高等部時代、野球部監督で社会科教諭だった広岡正信先生は、簡潔に「いわば、業界用語ですね!」と解説してくれた。「六本木(ギロッポン)大学」じゃなくてギリ良かった、というところか。

 そもそも「本当はカンサイでもカンセイでもなく、クヮンセイが正解。でもカンセイならギリOK」というのも、ややこしすぎる。12歳の時から校歌「空の翼」を正しく「クヮンセイ、クヮンセイ、クヮ~ンセ~イ」と歌ってきた身からすれば、「母校がキラキラネームだから悪いんだ」「先に神戸大学って名前にしときゃ良かったのに。西宮だけど」などという思いが渦巻く。

 さて、関西学院大と同じくらい悲哀を感じているのが、何を隠そう「仙ペン」の母校・明治学院大だ。「仙ペン」はコラムで「ちなみに関学大の学生にとって『カンサイ』と呼ばれるのは大変に嫌なことらしい」などと書いていたが、明学だって明治に間違えられるの、大嫌いでしょ?

 国民的夕刊スポーツ紙のベテラン中日担当・Y記者も明学大出身だ。Y記者は「『バカにしやがって』って、泣きながら原稿を書いたよ」と打ち明けた。星野監督時代のある日、鳥越(現ロッテヘッドコーチ)の失策が絡んで中日が敗れた。試合後、明治大出身の闘将は、母校の後輩の体たらくに「鳥越は明治やない。明治学院や!」と吐き捨てたんだとか。

 関係ないが、やはり国民的夕刊スポーツ紙のベテラン中日担当・K記者は日大出身。名うてのイジられキャラであるK氏は、酔うと好戦的になり、「そういえばオマエ、4日前さあ、俺のこと、みんなの前でバカにしただろ!」と後頭部をグーパンしてくる。レイトヒットは校風なのかな。(記者コラム・田中 昌宏)

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