【マラソン】リオへ選考残り2大会、男子復権の道筋を探る

2016年2月5日6時0分  スポーツ報知

 今夏のリオデジャネイロ五輪開幕まで、5日であと半年となった。スポーツ報知では佳境を迎える男女マラソン代表選考に注目。かつての「お家芸」も、男子は92年バルセロナ大会銀メダルの森下広一(48)=現トヨタ自動車九州監督=、女子は04年アテネ大会金メダルの野口みずき(37)=シスメックス=以降、表彰台から遠ざかっている。リオ、そして20年東京大会へ、復権の道筋を探った。

 3枠を争う男子マラソンの選考会は、東京(28日)とびわ湖毎日(3月6日)と残り2大会。国際大会で結果を出した絶対的な実力者がおらず、混戦が予想される。選考レース第1弾だった福岡国際(昨年12月)で日本人1位だった佐々木悟(30)=旭化成=も2時間8分56秒とタイム面には課題を残しており、代表切符の行方は混迷を深めている。

 男子は14年9月にデニス・キメット(ケニア)が世界新記録の2時間2分57秒で走り、史上初の2時間2分台に突入。81年12月にドキャステラ(オーストラリア)が樹立した2時間8分18秒から、約35年間で5分以上も速くなった。アフリカ勢が高速化に拍車をかける一方、日本記録は高岡寿成氏の2時間6分16秒(02年)が破られないまま。今年の東京マラソンの国内上位5人の持ちタイム平均は2時間8分26秒。80~90年代に世界大会で活躍した谷口浩美氏(2時間7分40秒)、瀬古利彦氏(2時間8分27秒)、森下氏(2時間8分53秒)の自己ベストと同等でしかない。

 日本陸連は選考に向け「タイムはもちろん、レース内容の積極さも評価したい」と説明してきた。タイムで海外勢に及ばない以上、レースの流れにうまく乗り、後半のスパート合戦に対応できる勝負強さが求められる。東京マラソンで頭一つ抜けているのは、05~07年に箱根駅伝5区で3年連続区間賞を獲得した「元祖・山の神」今井正人(31)=トヨタ自動車九州=。昨年大会では2時間7分39秒を出し、日本人最高の7位に入った。

 初マラソンの若手も注目度は高い。社会人1年目の村山謙太(23)=旭化成=は昨夏の北京世界陸上1万メートルで国際大会を経験。大学勢も服部勇馬(22)=東洋大=、一色恭志(21)=青学大=ら箱根駅伝を沸かせたトップ選手の爆発力が期待される。本命不在の戦国時代は、ニューヒーロー誕生のチャンスでもある。

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