【陸上】全盲の千明ママ、聴覚障がいの夫の愛に支えられリオ・パラリンピック目指す

2016年2月15日23時31分  スポーツ報知

 「リオデジャネイロ・パラリンピック」を目指す妻・高田千明(31、視覚障がい)が、聴覚障がい者のオリンピック「デフリンピック」日本代表の夫・裕士(31)とともに、15日放送の日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話~スポーツ選手の妻は本当に幸せなのかスペシャル~」に出演し、長男・諭樹くんとの感動エピソードを披露した。

 全盲の妻は手話で、聴覚障がいの夫は声を使って会話する。同い年の2人だが、千明さんがやや姉さん女房的にリード。「自分ができることを自然とやっているとお互いの半分になる」と笑顔で話した。

 忙しい日々を送っている千明さんだが、最近は諭樹くんも積極的にお手伝いをしてくれるという。日々行動範囲が広がり、できることがどんどん増えていく息子をうれしく思う反面、どこまでついていってあげられるのかという心配も。

 7年前に妊娠が発覚した時、障がいが遺伝することを心配し、反対する声もあったが、夫婦で決意し、無事に出産。裕士さんは「障がいがあって、マイナスとはあまり思ってない」と話すと、千明さんも「障がいがあってもその子の人生であって、それに対して可哀想だとか思ったり、言ったりするのは失礼でしょ」と前向き。諭樹くんが「ママね。目見えなくて一人で歩いたりできないけど、伴走の大森さんがいたらすごい早く走れるし、すごいたくさん跳べるから一番なんだよ。ママすごいんだよ」とうれしそうに友達に話してくれることに感激しているという。

 ◆高田 裕士(たかだ・ゆうじ)聴覚障がいのある陸上選手として、日本人で初めてエイベックス・チャレンジ・アスリートと選手契約。2012年トロント世界ろう者陸上競技選手権大会4×400メートルリレーで銅メダルを獲得。日本男子トラック種目初のメダリストに輝いた

 ◆高田 千明(たかだ・ちあき)100メートル、200メートル、400メートル、走り縄跳びで日本歴代2位。2014年のアジアパラ競技会では、走り幅跳びで銀メダルに輝いた

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