【全日本学生駅伝】山学大3位シード復活!箱根へ弾み!ニャイロ8区区間賞

2016年11月7日6時0分  スポーツ報知
  • 3位でゴールしたニャイロ(左)は上田監督に抱えられ引き揚げる

 ◆第48回全日本大学駅伝対校選手権(6日、名古屋市熱田神宮西門前―三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前=8区間106・8キロ)

 5年連続29度目出場の山梨学院大は5時間16分50秒で3位となり、昨年失ったシード権を取り戻し、新春の箱根駅伝へ弾みをつけた。5位でタスキを受けた8区のケニア人留学生、ドミニク・ニャイロ(2年)が56分43秒の区間賞の力走を見せ、終盤に順位を上げた。27チーム(大学25、オープン参加2)が競ったレースは、青学大が5時間15分15秒で初優勝した。

 山梨学院大の最終兵器“ニャイロ・ロケット”が火を噴いた。8区走者のニャイロは5位でタスキを受けると、13秒差で前を走る中央学院大をロックオン。最初の1キロを2分39秒の爆走ですぐに4位に浮上。ほどなく、29秒差をつけられていた3位の駒大も追い抜くと、その後は単独走。総合3位でゴールした。頼れる助っ人は「区間1位はうれしいが、チームが1位を取れなかったのは悔しい。(青学大8区走者の)一色、速かった」と振り返った。

 3大駅伝優勝を掲げた今季。2位に食い込んだ10月の出雲駅伝の勢いを持って伊勢路に臨んだ。序盤、3区・秦将吾(4年)が区間3位の力走で3位につけたが、中盤に失速。4区の市谷龍太郎(3年)が区間7位に沈み、6、7区は持ちこたえ、最終走者のニャイロにタスキを託したが、初の頂点には届かず。上田誠仁監督(57)は「(4、5区の走り次第で)もっと面白い展開にできたはず」と分析した。

 それでも、8年ぶりの3位。指揮官は6区の永戸聖(2年)、7区の河村知樹(3年)の名を挙げ、「まずまずの走り。勝負する気持ちがあった」と収穫面を強調した。

 箱根駅伝まで残り2か月を切った。上田監督は強化方針を「ニャイロの背中を追いつつ、彼に勝負を挑んでいく。それを押し出した練習をしていく」と話した。ケニア人留学生と競わせることで闘争心に火をつけ、同時にスピードアップをはかる狙いだ。「チームを変貌させないといけない」と指揮官。ニャイロの力を吸収し、戦う集団となり、山学大が次こそ頂点を目指す。(尾田 敏成)

  • 楽天SocialNewsに投稿!
その他
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ