【高校駅伝】大阪薫英女学院・安田監督が“親子”日本一…次男は高校野球・履正社で神宮大会V、

2016年12月26日6時0分  スポーツ報知
  • 表彰式を終えて選手たちと笑顔の大阪薫英女学院・安田監督(前列中央)

 ◆女子第28回全国高校駅伝(25日、京都市西京極陸上競技場発着、5区間21・975キロ)

 女子は大阪薫英女学院が歴代7位の1時間7分24秒で2年ぶり2度目の優勝。安田功監督(55)の次男で履正社(大阪)の野球部に所属する尚憲(2年)は11月の明治神宮大会で優勝しており、息子を刺激に父子で日本一を達成した。(晴れ、気温11度、湿度52%、無風=女子スタート時)

 2年ぶりの全国制覇に喜ぶ選手たちの姿に、安田監督は目を細めた。「去年は悔しい結果だった。この一年、何としてもという思いはありました」。連覇を目指しながら3位に終わった昨年の雪辱を果たし、感無量の表情を浮かべた。

 レースの流れを引き寄せたのは、20年東京五輪期待の星だ。10位でタスキを受けた2区の高松智美ムセンビ(2年)が9人抜き。区間2位の快走でトップに躍り出ると、3区以降は一度も順位を落とすことなく2位の西脇工(兵庫)に44秒差をつけた。

 ケニア人の父を持ち、姉の望(19)は米国の陸上競技チーム「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」に所属。自身も日本陸連が東京五輪での活躍を期待する「ダイヤモンドアスリート」に選出されており、「絶対に全員抜いてやろうと思っていた。自分の役目が果たせてうれしい」と声を弾ませた。

 王者復権を懸け、指揮官が取り組んだのが言葉のキャッチボールだ。「心の本音をつかめれば、いい指導ができるのではないか」という思いから対話を増やし、オーダーの大部分は選手の意見を反映させた。この日は3、4区で区間賞を獲得。教え子への強い信頼が、大舞台での好走につながった。

 次男・尚憲は履正社の主軸として今夏、甲子園に出場。秋は国体と明治神宮大会で優勝し、早実・清宮幸太郎(2年)のライバルとして来秋のドラフト上位候補に名を連ねている。ラグビー・ヤマハ発動機監督の克幸氏(49)を父に持つ清宮親子でも達成できていない父子日本一に、安田監督は「(息子が)大きな大会で活躍しているので、父親として負けてられないですね」と喜んだ。少し恥ずかしそうに笑った瞬間、父の顔に戻っていた。(種村 亮)

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