【箱根駅伝】青学大・原監督「サンキュー」!負ければ「ソーリー大作戦」見事回避

2017年1月4日5時50分  スポーツ報知
  • 箱根駅伝3連覇を達成した青学大・原監督は、選手たちから高々と胴上げされる

 ◆報知新聞社後援 第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109・6キロ)

 青学大の原晋監督(49)は箱根V3&年度3冠を目標に自身9度目の挑戦となった今大会、感謝の気持ちを込めて「サンキュー大作戦」と命名した。日本陸上界の異端児を自任する指揮官は15年の「ワクワク」、16年の「ハッピー」と3年連続で「大作戦シリーズ」を成功させた。

 大手町のゴールで原監督が、決めぜりふを叫んだ。

 「サンキュー! チーム青山の結束力で優勝できました。皆さんに感謝します」

 指揮官はサンキュー大作戦を成功させた一方で、失敗に備えて周到に「裏作戦」も用意していた。「負けた場合はソーリー! ソーリー! ソーリー大作戦でした、と頭を下げるつもりだった。私がバカになって敗戦の責任を負えばいい」と胸の内を明かした。

 異色の指揮官は批判を覚悟の上で刺激的な発言と挑戦を続けている。学生駅伝3冠を達成したこの日「ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)に出られれば4冠ですかね」とニヤリ。青学大は昨年同様、今年も意欲的にマラソンに参戦する。下田は東京(2月)、田村はびわ湖毎日(3月)、一色はいずれかの大会に出場予定。教え子をロンドン世界陸上、そして、20年東京五輪へ送り出すという野望を抱く。

 自身の指導者としての強みを「元三流ランナーだから」と説明する。中京大時代に日本学生選手権5000メートルで3位になった実績が最高で、中国電力では実業団ランナーとして結果を残せなかった。「名選手、名監督にあらず、という言葉があるでしょう。名選手は指導者になった時、自分が簡単にできた1~5を省略して5~10を教える。私は1~5の難しさを知っているから、そこを重点的に教えている」と話す。

 いい意味で“丸投げ”できることも原監督の特長だ。14年からフィジカルトレーナーの第一人者、中野ジェームズ修一さん(45)らの指導を受け、最先端の体幹トレーニングに取り組んでいる。通称「青トレ」が行われる時、原監督は一切、口を挟まない。「やりやすいし、信頼してもらっているので、やりがいを感じます」という中野トレーナーの下、青学大ランナーは年々、進化を続けてきた。

 学生駅伝3冠は末尾が「0」の年度でなければ達成できないというジンクスを打ち破った青学大にとって、来季は吉兆が待つ。過去、箱根駅伝で3連覇を達成したチームは必ず4連覇以上を達成している。「そうらしいですね!」と原監督はうれしそうに話す。異色の指揮官は来年も「○○大作戦」で4連覇を狙う。

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