【箱根駅伝】2位東洋大9年連続トップ3!野村区間賞

2017年1月4日6時0分  スポーツ報知
  • 戸塚中継所で8区の竹下(右)からタスキを受け取る東洋大・野村

 ◆報知新聞社後援 第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109・6キロ)

 復路エース区間の9区で箱根デビューを果たした野村が、ひたひたと忍び寄った。1分6秒差で前を行く早大を18キロ付近でかわし、2位に順位を上げた。区間賞の走りで、往路4位だった東洋大の9年連続のトップ3入りを守った。それでも「青学に7分もあけられた。来年は絶対に勝ちます」と悔しさが口をついた。

 下馬評は近年になく低かった。出雲は9位、全日本は6位に沈んだ。「4年生が抜けたら東洋は終わる」との声も聞こえた。酒井俊幸監督(40)は優勝争いどころかシード権争いまで覚悟した。全日本後、危機感から指揮官と野村ら3年生は腹を割って話し合った。スピード練習を好む選手と、距離を積むことに重きを置いた監督。互いの意図を確認し合った。「監督を信じて走ろう」。気持ちは一つになった。

 自分のことしか考えていなかった“我の強い学年”が変わった。1、2年生を積極的に指導する姿も増えた。野村はこの日の朝、先輩に油性ペンを差し出した。「僕の腕に書いてください」。右腕には「みんなのために」。左腕にはチームスピリッツの「その1秒をけずりだせ」の文字を刻んだ。苦しい時ほど腕を振った。「来年は2区で区間賞を取れるように力をつけていきたい」。打倒青学へ「鉄紺魂」はつながれていく。(高木 恵)

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